教える事は学ぶこと

先日、イギリスの UK 選手権を観戦した折に、懐かしい外人コーチャーにお会いし、レッスンを受けるチャンスを得るが出来ました。 スティーブン・パウエルとキャロル・パウエルご夫妻です。 ご夫婦には、20年近く前にイギリスで、レッスンをして頂いておりました。 その頃の私は、今より(当たり前ですが)若く、イギリスや国内の競技会への出場に追われて、いつも気が急いており、1つ1つのアドバイスに対して深く理解していなかったのではという心残りがあり、もう一度ご夫婦のレッスンをじっくり受けてみたいという思いを強く持っていました。 実際に受けてみたレッスンは、やはりとても充実し、素晴らしいものでした。 今の私は試合に追いまくられる事はなくなり、社交ダンスの教師としてレッスンの仕事をする傍ら、デモンストレーターとして皆様に自分のダンスを見ていただくという日々ですが、以前にも増してダンスへの興味はますます深くなるばかりです。 学ぶという事のは、本当に限りがないものだとつくづく感じます。 こんなに夢中になり続けて、私はなんておバカさんなんでしょう!と我ながら苦笑してしまう程です。 又、自分がコーチャーとしてレッスンをして差し上げる際にも、初心者の生徒さんの素朴な質問にはっとする事があります。 時折行く喫茶店のマスターとダンスの話をしていたら、マスターがぽつりと、「教える事は学ぶこと」 と一言・・・・・言葉が胸に浸みました。 これからも、学び続けていきたいと思います。
葵ダンススタジオ

触れるという事

人の心と体の窓として、五感という言葉をよく耳にします。 眼で見、耳で聴き、鼻で嗅ぎ、舌で味わい、そして肌で触れる事によって感性が生き生きするのだと思いますが、社交ダンスは、その中でも、聴覚,視覚(時には口や鼻でも息を感じていますが)そして触覚をフルに活用しています。 耳で音楽を聴き、目で方向や状況を判断し、そして、何より素晴らしいと思う事は、足の裏や手のひら等で、フロアー(床)や相手に触れている事によって、皮膚の持つセンサーにスイッチが入り、相手の動きを感じ取ったり、情報を伝えたりという感覚がダンスをしている事によって、より目覚めて行く事だと思います。 随分前に、ダンスは男女が体をくっつけて踊るものとおっしゃっていた方がいましたが、くっつける事とはまったく違い、触れるという事は、人に優しく繊細で、大切な感覚だと思います。 例えば赤ちゃんが、こに世に生まれ落ちて最初に感じるのは、触覚ではないでしょうか。触れて感じる事によって相手と自分のタイミングや分量を、脳と体が自然に連絡を取り合って理解し、音楽に合わせて表現していくという作業は、人の心と体にとって、とても良い事だと信じています。

 

社交ダンス教室、葵ダンススタジオ 8月のホームパーティー開催日のお知らせ                   

名古屋の社交ダンス教室、葵ダンススタジオでは、会員様の交流と親睦を兼ねたミニパーティーを毎月一回開催しています。食べて踊ってワイワイガヤガヤ!皆様のご参加、スタッフ一同お待ちしています。

会場  葵ダンススタジオ

8 月 19 日(月)18:30~20:30
会費  前売り2500円 当日3000円

詳細はスタジオホームページをご覧ください。
葵ダンススタジオ イベント情報

 

 

プロフェッショナル転向へのきっかけ

写真は、私達がまだアマチュアで、社交ダンスの競技会に出場し始めて 1年半くらいたった頃のものですが、初めての大きな大会でファイナルに残ることが出来、プロフェッショナルダンサーへ転向する決心がついた試合でした。

私達の隣に映っているのは、当時のアマチュア世界チャンピオンだったシンキンソンとロレインカップルです。お二人もその後すぐにプロフェッショナルになりました。そして偶然にも、ロレインが新しいパートナーシップを組んだ後、私達は長きに渡りイタリアで彼女の指導を受ける事となりました。

名古屋のスタジオで、自分達の練習をしている時にも、彼女がレッスンの際にくれたアドバイスが今も大きなヒントになっていると感じます。

二人の男性を世界のファイナリストやチャンピオンにした素晴らしいロレイン先生のアドバイスを、又近いうちに受けたいと思っています。

葵ダンススタジオ